チョコレートといえば、赤いパッケージにおなじみの「ガーナ」を思い浮かべる日本人が大多数かもしれません。
しかし、チョコレートの産地はもちろんガーナだけではないのです。
実は、上質かつ個性的なカカオがとれることで知られる、アフリカ南東部の島国マダガスカル。
そんな場所で、70年以上チョコレートを作り続けている「ロベール社」のチョコレートをご紹介します。
ロベールチョコレートの4つのこだわり
「フェアトレード」より一歩先へ「レイズトレード」
一般的なフェアトレードチョコレートは、最終的な製品のわずか3~5%の利益にしかならないといわれています。
ロベール社は、加工から商品化まで全ての工程を行うため、100%国内に利益が落ち、これをレイズトレード「Raise Trade」と呼びます。
さらに良質なカカオにはプレミアムを支払うなど、国内でフェアトレード的な取り組みをしています。
「Bean-to-Bar」から一歩進んで「Tree-to-Bar」
カカオ豆のセレクト・焙煎からチョコ製造まで一貫して行うことを「Bean-to-Bar」と呼び、コーヒー同様、業界ではちょっとしたムーブメントになっています。
しかしロベール社は、農薬を使わずに栽培したカカオの生産から管理しているので、さらに一歩先に進んで「Tree-to-Bar」を行っています。
原料生産地で最終製品まで製造するのは、品質の観点からも、フェアトレード的な観点からもとても意義のあることです。
フルーティーな最高級オーガニックカカオ
世界でも最高品質と賞賛されているマダガスカルカカオは、現地独特の特徴を有するフォラステロ種と、トリニタリオ種とクリオロ種のハイブリッド種。フルーティーな酸味と香りが特徴。
同じ品種のカカオでもワインのように土や気候で香りがまったく異なり、チョコレートの種類によって、その違いを楽しむことも出来ます。
原材料のカカオは、マダガスカル北部の熱帯林で農薬を使わずに栽培されています。森を守りながら作られるチョコレートです。
Fine Fresh Fair 美味しさへのこだわり
通常は、カカオの匂いを薬品で取り除き、バニラなどで香り付けしているチョコレートが多いのですが、ロベール社では一切薬品処理は行ないません。
また、ロベールチョコレートは、精製していないピュアなカカオバターを使用していますが、高級なカカオバターをピュアなまま油脂として100%使用しているチョコレートはほとんどありません。(通常他の油脂を代用したり、自社で作らず、安いものを仕入れたりします。)
特にホワイトチョコレートは、濃厚ながらもさっぱりとしており、ホワイトチョコレートが苦手な方でも食べやすくなっています。
多数の受賞歴のあるチョコレート達
アカデミーオブチョコレート2017金賞受賞!
ショコラマダガスカル ファインダークチョコレート 100% が「AOC(アカデミーオブチョコレート)」で金賞受賞!さらには世界約900候補の中のベスト、「ゴールデンビーン」という世界一の称号得て、 2017年のベストチョコレートに選ばれました。
審査員を驚嘆させた、すばらしい口どけ、バターのような舌触り、甘い果実感。カカオ成分の みから作られたチョコレートの到達点と、賞賛の声が上がりました。
国際チョコレートアワード受賞!!
2014年のInternational Chocolate Awardsで、ロベール社の「ショコラマダガスカル」が各賞を受賞。
ロベールのチョコレートが、世界の舞台でお墨付きを得ました!!
- ミルクチョコ部門 銀賞/50%ミルク
- ホワイトチョコ部門 銀賞/34%ホワイト
- 特別賞 チョコレート生産地部門 金賞
- 特別賞 チョコレートメーカー部門 金賞
(カカオ豆から製品の生産まで行うメーカーの賞)
Academy of chocolate 受賞!!
ショコラマダガスカルが、またまた賞を取りました。ショコラマダガスカル65%と70%がシルバー、ミルクと85%がブロンズです。
生産地
アフリカ南東部の島国マダガスカル、豊かで個性的な生態系・植生を有していることで知られています。
チョコレートの原材料のカカオ豆は、北西部のサンビラーノ地区やアンバンジャ地区の熱帯林で栽培しています。
マダガスカルのカカオは、もともと旧宗主国のフランスからもたらされたものですが、今ではマダガスカル独自の特徴を持つ特産品となっています。
美しく豊かなこの地区は、マガスカルの絶滅危惧種の動物が住んでいる場所でもあります。
良質なカカオの栽培は、豊かな熱帯林を守ることが重要です。森とうまく付き合いながら育てられるカカオです。もちろん農薬などは使われていません。
豊かな森でたわわに実ったカカオの実です。熟すると濃いピンク色になります。
収穫されたカカオはすぐに実をカットして、中の種と果肉を取り出し発酵させます。
発酵後のカカオは水分を含むため、天日乾燥します。こうして香りのよい上質なカカオ豆になります。
マダガスカルはカカオ豆だけでなく、良質なバニラやコーヒーの生産地としても知られています。
スパイスの木をはじめ様々な木が生えている肥沃な森が、チョコレートの複雑で深い味わいをもたらしています。
ロベール社ではチョレート以外にも、こうした恩恵をあずかる手作りジャムやドライフルーツ・アロマオイルを取り扱っています。
体が喜ぶ、チョコレート効果
最近では、「チョコレートダイエット」なるダイエット本を書店で見かけたり、便秘解消や高血圧、認知症予防に期待がよせられるハイカカオチョコレートなど、マスコミでも取り上げられるようになりました。
チョコレートが健康に良いって本当です!
その最大の理由は、原料のカカオマスに、ポリフェノールの一種、カカオマスポリフェノールが含まれているから。
ポリフェノールには、動脈硬化やがんなどを引き起こす有害な活性酸素の働きを抑え、血液中の悪玉コレステロールの酸化を防ぐ抗酸化作用があります。また、チョコレートが他の食品より優れている点は、その含有量と吸収率なのだそうです。
「チョコレートはカロリー高いので太るのでは?」とのイメージが強いのですが、カカオ豆の油を原料とするカカオバターの主成分ステアリン酸の特徴は、体内への吸収率が低く、低カロリーなので太りにくいこと。
さらにコレステロール値を下げ、高脂血症などを防ぐ働きもあるそうです。
ポリフェノールの効果を期待するなら、70%以上のブラックチョコ、砂糖や油などの混ぜ物が少なくカカオ豆をたっぷり使った本格的なハイカカオのチョコレートを選ぶことが重要です。
「ショコラマダガスカル」のダークチョコレートは、農薬を使わずに栽培したマダガスカルカカオ豆を使用。薬品処理など一切せず、精製していないピュアなカカオバターを100%使用しています。(85%ダークは乳化剤不使用)
余計な混ぜ物を入れず、こだわりのカカオマス ココアバターのみで作られてる「本格チョコレート」です。
中でも100%ダークチョコは、美味しいと大好評。(通常はまずくて食べられたものじゃありません!)
とはいえ、食べすぎにはご注意を。ダークの板チョコレートならば、一日に約半分(50gまで)が適量だそうです。おいしくて体に嬉しいマダガスカルチョコレートを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか!
ロベールチョコレートが買えるのはアフリカンスクエア
アフリカの生産者とともに歩み続けて27年
⽇本とは異なる⾃然環境と文化を持ち、今なお多くの方が昔ながらの生活スタイルを続けています。農閑期に、木陰でバスケットを編む女性たち。彼女たちの手から作り出される製品は、魅力に溢れています。
アフリカンスクエアーは、アフリカ生産者のもつ高い伝統技術を日本の皆様に紹介するだけではなく、日本の細かな技術やトレンドをプラスした「モノ作り」にも挑戦してきました。
これらは、現地の方にとって重要な現金収入となっています。魅力的な商品を継続的に提供する為に、互いに学びあい、様々な分野での向上に日々努めています。