こんにちは、カワカミアヤです!
今回はマラウイの交通事情シリーズ第2弾!
マラウイの首都リロングウェにあるカムズ国際空港と街の中心部リロングウェタウン間の移動について紹介します!
マラウイのカムズ国際空港〜日本との繋がり〜
マラウイで国際線が就航している空港は2つあります。
一つは、首都リロングウェにあるカムズ国際空港(Kamuzu International Airport)。
もう一つは、マラウイ第2の都市ブランタイアにあるチレカ国際空港(Chileka International Airport)です。
最も利用率が高いのはカムズ国際空港です。リロングウェ郊外に位置し、6つの航空会社が南アフリカ、タンザニア、ケニアなど近隣国への便を運行しています。
実際にカムズ国際空港がある場所は、地図上の飛行機印のところです。
主要ショッピングモールが集まるリロングウェタウン中心地から約30km、車で40分はかかります。
ちなみに、現在この空港で、日本政府による無償資金協力プロジェクトが行われています。
具体的には、旅客ターミナルの拡大、新しい航空機監視システムの導入が行われています。2019年春には新しいターミナルの写真が公開されました。
プロジェクトによって、以前に比べ待合室が大きくなり、そして荷物用コンテナが増設され、ターミナル内には木彫りの動物などが置かれます。より綺麗で快適に、そして到着した瞬間からマラウイを感じられる空港になりました。
空港の外には日本の国旗が書いてある看板があるので、マラウイに着いた際にはぜひ探してみて下さい!
※注意!空港内の写真撮影は禁止されています。
カムズ国際空港からリロングウェタウン内に行くには?
実はマラウイでは、空港とリロングウェタウンを直接つなぐ公共交通機関はありません。
ではどうするか?
2つの方法をご紹介します!
- タクシーをハイヤーする方法
- ミニバスと自転車タクシーを使う方法
1.タクシーをハイヤーする方法
所要時間:
約40分
相場価格:
MK15,000-(2019年6月時点)
メリット:
・移動が簡単
・移動時間が読みやすい
・大きな荷物を運びやすい
2.のミニバス+自転車タクシーに比べれば移動費は高額ですが、複数名の旅行時に便利な方法です。
<空港→リロングウェタウンの行き方>
到着ゲートを出てすぐに待機しているタクシードライバーに目的地を伝えるだけ!とっても簡単です!
空港の到着ゲートを出るとすぐ、「タクシー!タクシー!」とタクシー運転手からの呼び込みがあります。
空港で働いているドライバーは首からストラップをかけているため、わかりやすいです。
注意したいのが値段交渉。値段の相場の知らない観光客は、タクシー運転手にとってカモのようなもの。
相場(MK15,000)の倍以上の値段をふっかけられることもあります…。頑張って交渉してみましょう!!
ポイントは複数人と交渉をすることです。皆さん客を捕まえるのに必死なので、客をとられるくらいならと値段交渉に応じてくれることが多いです。
ついつい白熱してしまう値段交渉…
しかし彼らには生活がかかっていることを忘れずに。
相場以下の無茶な値段まで値切ることはやめましょう。
<リロングウェタウン→空港>
リロングウェタウン内には、タクシーが集まっているポイントがいくつかありますが、中には正式な届け出のない車や故障している車があります。
おすすめするのは、ホテルやレストランにお願いしてタクシーを呼んでもらうこと。
空港に到着したい時間、自分が払える値段などをスタッフに伝えて、タクシー運転手と交渉してもらいます。
大抵はスタッフの友達のタクシー運転手を呼んでくれるので、交渉はスムーズです。
念のため、タクシー運転手の電話番号を聞いておくのを忘れずに!
2.ミニバスと自転車タクシーを使う方法
所要時間:
1時間以上(乗り継ぎやバスが出るまでの時間による)
相場価格:
合計MK1,300-(2019年6月時点)
(自転車タクシーMK500、ミニバスMK800-)
メリット:
・とにかく安い
・冒険感を味わえる
所要時間が読みにくく、スーツケースなど大きな荷物は運べないですが、価格はタクシーの約10分の1です。
今回は、途中でLumbadzi(ルンバジ)という地区を経由するルートをご紹介。
空港⇄Lumbadzi…自転車タクシー
タウン⇄Lumbadzi…ミニバス
で移動します。
<空港→リロングウェタウン>
・まずはLumbaziへ
まずは自転車タクシーでLumbadziまで向かいます。
空港の駐車場内には自転車タクシーが入れないため、待機しているのは上の地図の場所になります。
空港を出たら正面にある駐車場を突っ切り、細道に入ります。しばらくしたら自転車タクシーが数台停まっています。
自転車タクシーを捕まえたら、最終目的地がリロングウェタウンだと伝え、Lumbadziに行ってもらうようお願いしましょう。
約15分程度、MK500-で着きます。道中は村の中を通るのでぜひ景色も楽しんで下さい!!
ちなみに、自転車タクシーにとってはかなり長い距離なので、大きなバックパックなど持っていた際は気持ちとして多めに払うと喜ばれます!
・Lumbadziからリロングウェタウンへ
Lumbaziに着いたら、周囲の人に「リロングウェ!タウン!ミニバス!」と言い、リロングウェ行きのミニバスを探します。
ミニバスを見つけたら、乗り込んで出発を待ちましょう。ただし、バスは満員にならないと出発しません…。なるべく他の乗客が乗っているバスを選ぶのがポイントです。
出発したら、途中の停車状況にもよりますが、リロングウェタウンまでは40〜60分、MK800-で着きます。
このバスはタウンの中のArea3という外資系スーパーの集まるエリアを通り、最終的にArea2にあるバス発着場に到着します。
Area3はホテルやレストランが集まるエリアでもあるため、Area2まで行かずArea3で降りるのがおすすめです!
<タウン→空港>
・タウンからLumbadziへ
Area2のバス発着場から、Kasungu(カスング)、Mzimba(ムジンバ)、Mzuzu(ムズズ)など北部の街に向かうミニバスに乗ります。
これらの街に向かうルートは全てLumbadziを通ります。
空港に行きたい事を伝えLumbadzi、または空港に入る曲がり角で降ろしてもらうようお願いしましょう。
(裏技)Lumbadziへ行く別の方法
北部行きのミニバスは満員になるまで時間がかかります。
なので、一度Kanengo(カネンゴ)という場所まで行って、別のミニバスを乗り換えた方が時間短縮になります。
Area2 or 3→(MK400)→Kanengo→(MK400)→Lumbadzi
というルートになります。
Area2バス発着場、またはArea3のShopriteというスーパー横のバス乗り場から、Area25行きのミニバスに乗ります。
Kanengoを通らないものもあるので、必ずKanengoに行きたいと言いましょう。
そして、Kanengoから北部行きのミニバスに乗り換えLumbadziで降ります。
ちょっと複雑ですが、時間もお金も短縮したい人にはお勧めです。
・Lumbadziから空港へ
自転車タクシーを使います。
上の写真のリロングウェ行きミニバス乗り場、空港への曲がり角のどちらにも自転車タクシーが停まっているので、値段交渉をして使用しましょう!値段はMK500-です。
ポイントはとにかく、時間に余裕を持った行動!
今回はカムズ国際空港とリロングウェタウン間の移動について紹介しました!
ここで注意したいのが“時間”について。
マラウイでは朝方・夕方は大通りが混むことが多いです。
また、ミニバスで空港に行く際は、バスの出発まで1時間程度待つこともざらにあります。
移動の際には、時間に余裕を持った計画を立てましょう。
また次回の交通事情シリーズをお楽しみに!!