
好きな色をスワヒリ語で
答えてみよう!
基本の色は3つ!
スワヒリ語の中にある基本の色は3つとされています。
1つずつ見ていきましょう!!
1) -eupe
発音: エウーペ
意味: 白
2) -eusi
発音: エウーシ
意味: 黒
3) -ekundu
発音: エクンドゥ
意味: 赤
名詞と合わせて用いる際には、-の部分にその名詞クラスにあった形容詞接頭辞が付きます。
形容詞接頭辞はまた別の回で学習します!!
その他の色を見ていこう!!
スワヒリ語で白黒赤以外の色を表すときには、rangi(色)という単語を用いて表現します。
1) majani
→「緑」
発音: マジャーニ
2) manjano
→「黄」
発音: マンジャーノ
3) buluu
→「青」
発音: ブルー
4) pinki
→「ピンク」
発音: ピンキ
5) zanbarau
→「紫」
発音: ザンバラーウ
6) machungwa
→「オレンジ」
発音: マチュングワ
例えば、machungwa だけでは、オレンジ(果物)という意味になるので、rangi ya machungwa とすることでオレンジ色を意味するのです。
日本語でも、「藍色」などは、藍の色をしていることから藍色と呼びますよね。スワヒリ語も同じですね。
例
・nyumba nyekundu (赤い家)
・kitabu cha rangi ya buluu (青色の本)
では、会話例を見てみましょう!
会話例
A:Baba, unajua nguo yangu iko wapi? 「お父さん、私の服どこにあるか知ってる?」
B:Nguo yako ina rangi gani? 「あなたの服はどんな色?」
A : Ina rangi nyeusi. Mama alinishonea! 「白色だよ。ママが私のために縫ってくれたやつ!」
B:Leo asubuhi nilimwona dada yako anavaa nguo hiyo!! 「今朝、お姉ちゃんがその服を着てるの見たよ!」
第25回はこれで終わりです。みなさん、ここまで見てくれて、Asanteni sana! どうもありがとうございました!
次回は天気や気候について学習します!それでは Kwa herini! さようなら!

世の中には、いくつの「色」があるのか。
これは、実際にどのように「色」が見えるか、という話ではなく、いくつ「色」を表す言葉があるか、ということになります。
日本語では、虹は7色と言われていますが、それは、7色に見えるというのではなく、7つの言葉を当てはめている、というだけのことです。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫 の7色だそうですが、どこからどこまでが「橙」で、どこからが「黄」か、なんて分けることはできませんね。実際の虹は、光のプリズムのグラデーションであって、境目などないのだから。
色の名前は、ほとんどが、何か物の名前に由来しています。「橙」はもちろん果物だし、「緑」も「新芽」を表す言葉からきています。そんな風に物の名前に由来している言葉がほとんどで、それらを除いていくと、真に色を表す言葉というのは、どの言語でも、それほど多くはありません。
スワヒリ語では、3つですね。「白」-eupe、「黒」-eusi、「赤」-ekundu でしたね。アフリカの多くの言語では、この3つが色を表す基本語彙です。
日本語では、どうでしょうか?
スワヒリ語と同様、「白」、「黒」、「赤」があって、それに「青」が入って、この4つが色の基本語彙と言えます。
日本語で、この4つが色の基本語彙といえるのは、この4つに共通点があるからですね。
スワヒリ語では、「白」、「黒」、「赤」だけが、名詞と同じ接頭辞をとる、という共通点がありました。(他の色の語彙は、rangi ya ~ という言い方をするのでしたね)
日本語の「白」、「黒」、「赤」、「青」の共通点は、何でしょうか。
はい、そうですね。
名詞を修飾する時に、「い」がつく、ということですね。
白い歯、黒い肌、赤い花、青い空
他の言葉は、「の」になりますね。
緑の葉、茶色の枝、紫の布、黄色のチューリップ
あ、「黄色いチューリップ」って言う人もいるかなぁ?
「黄色」というのは、「赤」や「青」のように、限りなく「色」の基本語彙に近いイメージなので、「い」でもOKな感じになってきてますね。
まぁ、でも、4つの基本語彙の仲間に入れてもらえないのは、「黄色」って「色」っていうのが入っているからねぇ。
これが将来、「黄いチューリップ」と言えるようになれば、めでたく色の基本語彙の仲間入りだけど、まぁ、そんな日は、来ないだろうね。