第16回【料理編】あの料理って何て言うの?スワヒリ語で言ってみよう!

スワヒリ料理の数々を
スワヒリ語で言ってみよう!

こんにちはALL ABOUT AFRICAスワヒリ語学習室です。

どこの国へいっても楽しみなのはご当地グルメですよね!
みなさん、スワヒリ料理の言い方を覚えて、ご当地グルメをガッツリ楽しみましょう!

スワヒリ料理ってどんなのがあるの?主食は?


 

1) Ugali

発音: ウガリ

トウモロコシの粉をお湯でこねた団子みたいなもの。ちぎって丸めてスープなどにディップして食べる主食。

 

2) Nyama Choma

発音: ニャマチョマ

直訳は「焼肉」牛やヤギ肉の焼肉。みんなの大好物。BBQもNyama chomaで表現する。

 

3) Pilau

発音: ピラウ

スパイスの入った炊き込みご飯。場所によって異なるが、牛肉、鶏肉、玉ねぎ、ジャガイモが入っている。

 

4) Kachumbari

発音: カチュンバリ

トマトや玉ねぎをあえ、唐辛子とレモンを加えたピリ辛サラダ

 

5) Chapati

発音: チャパティ

小麦粉を練って焼くクレープのようなもの。こちらも主食でローカルのママがよく作っています。

 

 

食材をスワヒリ語で言ってみよう!

1) Mboga

発音: ンボガ

意味: 野菜

2) Nyanya

発音: ニャニャ

意味: トマト

3) Kitunguu

発音: キトゥングー

意味: タマネギ

4) Yai

発音: ヤイ

意味: 卵 (単数)

5) Samaki

発音: サマキ

意味: 魚

6) Kuku

発音: クク

意味: トリ(鶏)

7) Ng'ombe

発音: ンゴンベ

意味: 牛

8) Mbuzi

発音: ンブズィ

意味: 山羊(ヤギ)

 

食べる時に使う表現をスワヒリ語で言ってみよう!

1) Nataka kula~
発音: ナタカ クラ~

意味: ~が食べたいです。

 

2) Nilete~
発音: ニレテ

意味: ~をもってきて。

 

3) Chakula kitamu!
発音: チャクラ キタム!

意味: おいしい料理!

 

4) Twende~
発音: トゥエンデ!

意味: ~に行きましょう!

 

レストランに行くとき、レストランに誘うときなどの表現を集めました。
これをマスターして、かっこよくスワヒリ料理に誘っちゃいましょう!

 

では、実際どんな風に使うのか、会話例を見てみましょう!

会話例

A:Nataka kula Nyama Choma.   「焼肉が食べたいです。」

B:Twende mkahawani.  「レストランに行きましょう!」

A : Chakula Kitamu!  「おいしい料理!

 

 

第16回はこれで終わりです。みなさん、ここまで見てくれて、Asanteni sana! どうもありがとうございました!

第17回ではレストランでの頼み方をお届けします!

それでは Kwa herini! さようなら!

 

Maneno muhimu = 重要単語
Ugali=ウガリ/ Nyama Choma=焼肉 / Pilau = 炊き込みご飯/ Kachumbari = サラダ / Chapati = チャパティ / Mboga=野菜 / Nyanya = トマト / Kitunguu = タマネギ / Yai= 卵/ Samaki = 魚 / Kuku = ニワトリ/ Ng'ombe = 牛 / Mbuzi = 山羊

 

小森先生のアドバイスコラム
小森淳子 : 大阪大学外国語学部スワヒリ語専攻・准教授

タンザニアやケニアの主食は「ウガリ」。これは、一般にはトウモロコシの粉を団子状に練り上げていくものですが、時には、キャッサバや雑穀の粉を使うこともあります。

キャッサバの粉のウガリは、もちもちとしていておいしいです。そうそう、最近はやりの「タピオカドリンク」。タピオカがキャッサバの粉が原料だといえば、その「もちもち」感も、理解してもらえるかも?

東アフリカに限らず、アフリカ中の主食は、このように粉を湯で練り上げて作る団子状のもので、各地で「ウガリ」に相当する現地の言葉があります。西アフリカでは「フーフー」という名前で一般的には知られていますが、たとえば、ヨルバ語(ナイジェリア)では「エバ」や「アマラ」、バンバラ語(マリ)では「トー」と呼ばれています。

このような主食、アフリカでは「粉食」、日本やアジアのコメは「粒食」と呼ばれています。「粒食」文化圏の人間からすると、アフリカの「粉食」文化は、ちょっと慣れないものです。モサモサとする触感の団子状のものを食べるのが、私はどうしても苦手です。アフリカでも、結局、コメのご飯ばかり食べています。

ウガリ的な主食は、かならずソース、というか、シチュー(スワヒリ語では mchuzi ムチュジという)がついていて、ウガリを一口大にちぎって、それにつけて食べる。アフリカの人は、ほんとうに器用にちぎって握り、汁につけて、上手に食べる。真似してみるけど、「箸文化」の人間には、不器用な食べ方しかできない。そう、食べ方からして、ウガリには苦手意識を感じてしまいます。

しかも、ウガリの食べ方自体が、私たちとアフリカの人では違う。アフリカの人は、基本的にウガリを「噛まない」。ムチュジをつけたウガリを口に放り込んで、口の中でちょっと回していたかと思うと、すっと飲み込む。

一緒に食べていたアフリカ人の友達に、「あれ、ウガリ、噛まないの?」って聞いたら、「うん、ウガリは噛まないよ。ムチュジを味わうものだから」と言われた。真似しようと思ったけど、こればっかりは無理! クチャクチャとウガリを咀嚼しながら、食文化のカルチャーギャップを痛感しました。

 

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