現在、過去、未来のこと
スワヒリ語で言えるかな?
スワヒリ語の文の基本構造
現在の「na」
1) Ninasoma kitabu.
→「私は本を読みます。/ 私は本を読んでいます。」
発音: ニナソマ キタブ
まずはこの例文。現在を表すには na を使います。
細かく分けると、
このような構造になっています(ハイフンでつながれている語句同士は詰めて書きましょう)。
上に書いてあるように、時制は主語と動詞の間に入ります。
この語順はスワヒリ語の基本!頭にいれておきましょう。
「現在を表すには na を使います。」 と先ほどお伝えしましたが、「現在」とは具体的には
①習慣的に行っていること
②今まさに行っていること
③普遍的な事実
の3つを表します。
①は文字通りです。例文の Ninasoma kitabu. の場合、「私は本を読む習慣があります。」 とも言えますね。
「習慣」を表す時制の語句は他にもありますが、それはまた別の回でのお楽しみに…
②は英語でいえば「現在進行形」。今この瞬間にリアルタイムで行っていることを表します。
例文の Ninasoma kitabu. の場合、「私は今まさに本を読んでいます。」と言えます。"I am reading a book. " と同じ。
①との区別をハッキリさせたい!と思っているそこの方! sasa「今」という言葉をつけておきましょう。
Ninasoma kitabu sasa. 「私は今本を読んでいます。」 と言えば、間違われることなしです。
③は変わることのない事実について言うときに使います。
Jua linatokea mashariki.「太陽は東から昇る」などですね。
過去の「li」
2) Nilisoma kitabu.
→「私は本を読みました。」
発音: ニリソマ キタブ
動詞が過去に起こったことであれば、li を使います。
未来の「ta」
3) Nitasoma kitabu.
→「私は本を読むつもりです。」
発音: ニタソマ キタブ
未来のことをあらわすには、ta を使います。
これから起こることだけでなく、「~するつもりである」といった意志も表すことができます。
ここまでの3パターン、覚えましたか?
なお、この章では現在、過去、未来の肯定の表現をご紹介しています。
否定の表現は上記と少し異なります。
それはまた後の章で~!!
では、この章の会話例を見てみましょう!
会話例
A:Ulifanya kazi ya nyumba jana?
「昨日宿題やった?」
B:Ndiyo. 「うん。」
A:Kweli? 「本当?」
Ninaangalia filamu sasa.
「僕は今映画を見ているんだ。」
Nitafanya kazi ya nyumba kesho.
「宿題は明日やるよ。」
第20回はこれで終わりです。みなさん、ここまで見てくれて、Asanteni sana! どうもありがとうございました!
第21回では仲良くなれることばをご紹介します。 それでは Kwa herini! さようなら!