第24回【名詞クラス編➁】スワヒリ語の名詞クラスを学習しよう!!

続編!スワヒリ語の名詞クラス②

こんにちは。ALL ABOUT AFRICAスワヒリ語学習室です。

以前、第19回ではスワヒリ語の名詞クラスについて勉強しました。

「名詞クラス」ってなに?!という方に、簡単に説明すると、
スワヒリ語の名詞は15の種類に分類され、これを「クラス」と呼びます。

人・生き物を表す単語は1クラスというように分けられ、クラスごとに、接頭辞が変わってくるのが特徴です。


この名詞クラス、はまってしまうと面白くてどんどんスワヒリ語が楽しくなっちゃいますよ。
今回は、7クラス~11クラスまでを見ていきます。

7クラス( ki-/ch- :単数形)・8クラス( vi-/vy-:複数形 )

 

7クラス( ki-/ch- ) 8クラス( vi-/vy- ) 意味
kitabu vitabu
kiazi viazi イモ
kioo vioo
chumba vyumba 部屋
chuo vyuo 大学
choo vyoo トイレ
7クラスはki- / ch-、8クラスはvi- / vy-から始まります。
このクラスに属する単語も様々な分野のものがあります。
ですが、接頭辞を見ればすぐにわかるのが、このクラスの特徴です。

 

 

 

9クラス・10クラス

 

9クラス 10クラス 意味
ndizi ndizi バナナ
nchi nchi
njia njia
habari habari 知らせ、ニュース
rafiki rafiki 友達
mbwa mbwa
paka paka
kalamu kalamu ペン

 

ご覧の通り、このクラスにはこれまで見てきたような接頭辞のルールは見られません。
ですが、n-から始まる単語の多くはこのクラスに分類されます。
また、単数形と複数形で形に変化がないのもこのクラスの特徴といえます。

 

11クラス(u-)

 

11クラス 10クラス 意味
unywele nywele 髪の毛
uso nyuso
uma nyuma フォーク
ufunguo funguo
wimbo nyimbo
wali - ご飯
uji - ウジ(お粥)
uchovu - 疲れ
utamaduni - 文化
ukubwa - 大きさ

 

11クラスの単語は、u-から始まります。
複数形は、10クラスの形になるのがこのクラスの特徴です。
またこのクラスには、「抽象名詞」と言われる単語が多く含まれます。抽象名詞には複数形がありません。

 

・Kitabu hiki ni kizuri kuliko vitabu vyote!   (この本はどの本よりも良い本だ。)
➡ Kitabu = 7クラス(単数形)

・Ninataka kalamu nyingi.  (私はたくさんのペンが欲しい。)
➡  Kalamu = 9/10クラス

では、会話例を見てみましょう。

会話例

A:Karibu, unataka nini?  「いらっしゃい、あなたは何が欲しい?」

B:Ninataka viazi vitatu na ndizi tano.   「ジャガイモ3つとバナナ5つ欲しいです。」

A : Utapika nini?   「あなたは何を料理するの?

B:Nitapika chakula cha Kijapani. Rafiki zangu wamekuja Tanzania!!  「日本料理を作るよ!私の友人たちがタンザニアに来たんだ!!」

 

第24回はこれで終わりです。みなさん、ここまで見てくれて、Asanteni sana! どうもありがとうございました!

次回は、気候や気温について学習します!!
それでは Kwa herini! さようなら!

 

Maneno muhimu = 重要単語
kitabu =本 / kiazi =イモ / kioo =鏡 / chumba =部屋 / chuo =大学 / choo =トイレ / nchi = 国 / habari  = 知らせ、ニュース / rafiki = 友達 / mbwa = 犬 / paka = 猫 / unywele = 髪の毛 / uso = 顔 / wali = ご飯 / uchovu = 疲れ / utamaduni = 伝統 / chakula cha Kijapani = 日本料理

 

小森先生のアドバイスコラム
小森淳子 : 大阪大学外国語学部スワヒリ語専攻・教授

今回は名詞クラスで、11クラスが出てきましたね。
u (母音の前では w )から始まるので、u クラスと呼ばれることもあります。u クラスには、いくつかの国名もあります。ちょっと挙げてみましょう。どこの国か、分かりますか。

Ufaransa, Uingereza, Utaliana, Ubelgiji

これらは、日本語で書くまでもないですね。
ちょっと、分かりにくいのは、次のような国でしょうか。

Ujerumani, Urusi, Uholanzi

どうでしょうか? 勘のいい人なら分かりますね。
ドイツ、ロシア、オランダです。

Ureno はどうでしょうか。
これは、スワヒリ語学習者しか分かりませんね。
はい、ポルトガルです。
ポルトガル語の reino(王国)が起源のようです。

u が国名を表すといっても、これは少数のヨーロッパの国だけで、 普通は u はつきません。China (中国)とか、Marekani(アメリカ)とか、India(インド)とか、Japaniとか、東アフリカに縁がありそうな国も、そのままです。

アフリカの国々だって Tanzania や Kenya、Rwanda、Zambia・・・、つきませんね。

あ、唯一の例外は、Uganda かな。
首都カンパラ一帯を治めていた「ガンダ王国」が名前の由来です。

そういえば、Burundi も「ルンディ王国」からきてますが、ルンディ語の bu は、スワヒリ語の u と同じく、国や土地の名前の前につく接頭辞です。

こうしてみると、ヨーロッパの少数の国名にだけ u がついているというのは、1498年ポルトガルのヴァスコダ・ガマの船団が東アフリカにやってきて以来の、欧州との歴史的な関係の古さを表しているといえますね。